天然石ショップを始めるのに皆さんどのくらいの在庫抱えていますか?
パワーストーンでネットショップ開業を目指す13人目の初心者さんの質問を紹介します。
今回は、H.Nさんという男性の方です。
在庫に関するご質問ですね^^
当サイトの読者さんは、まだショップをスタートされていない方が多いみたいなので、開業する前の「仕入れ」に関するご質問が多いですね。
それでは、早速「質問と回答」をご覧ください。
H.Nさんからの質問
メール失礼します。
天然石ショップを始めるにあたって、一般的に皆さんどのくらいの在庫(金額)を皆さん抱えているのでしょうか?
(※原文まま)
僕からのお答え
在庫に関しては、みなさん本当にバラバラですね。
あ、ちなみに僕がスタートした時は、仕入れ業者に言われるがまま30万円ほど仕入れました。
・・・とは言っても、初期在庫を金額で表わすのはちょっと無理があるかな、と今では思っています。
その理由とポイントがいくつかあるので書いておきますね。
(1)販売する価格帯による違い
まずは、販売する価格帯によって全く違います。
例えば、ブレスレット一つを数千円で販売している人と、数万円で販売している人とでは、単純に単価が10倍違いますよね。
単純計算で例題を出すと、5,000円前後で販売しようと思っている人が、2,000円で仕入れるとすれば、それを5個在庫すると⇒1万円の在庫。
50,000円で販売なら、20,000円の仕入れ×5個⇒10万円の在庫となります。
「みなさん、最初にいくらくらい仕入れるのか?」
・・・ということが成り立たないのが、これだけでも分かりますよね。
(2)「オーダー」or「吊るし」による違い
オーダーを扱う場合、ブレスレットに組み入れるために、石の種類を多く持つ必要があります。
金運⇒ルチルクォーツ、プラチナクォーツ、スーパ―セブン等は、数万円単位なので、高めになります。
同じ金運でも、タイガーアイ、シトリン等は安価なものが多いです。
ただ、今軽く金運の石を並べただけでも、5種類ありましたよね?
ということは、オーダーの場合は金運の石だけでも最低5〜10種類ほど必要になるということです。
あと、ブレスレットの手首サイズを調整することと、デザイン性のことを考えると、石の粒の大きさも、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm等を揃える必要があります。
男性のブレスレットの場合は、もっと粒が大きくて、12〜15mmくらいが必要になることもあります。
そして、石の意味を重視するお客さんは多いので、それ以外に、恋愛系の石、健康系の石、癒しの石、邪気祓いの石等がジャンルとして加わります。
それぞれのジャンルの石を取りそろえると、各ジャンルにつき数種類は必要なので、自分が作ろうとしているブレスレットにどの石が必要なのか?を考えながら仕入れをするわけですね。
・・・ということで、オーダーの場合は、その辺りを考慮しつつ数を計算すると、安く「連」で仕入れたとしても、大きさを含め「何十種類」かは必要になりますね。
さっきの例で言うと、
(例)
2,000円(単価)×30種類⇒6万円
2万円(単価)×30種類⇒60万円
・・・ってことですよね。
吊るしの場合は、いくつ商品を並べるのかによります。
これも、例題を基本として考えて頂くと良いかと思います。
(3)「ネット販売」or「リアル販売」による違い
リアルショップでの販売を考えているのでしたら、「ディスプレイ」という概念が必要になります。
要するに、お店にある程度の石を並べておかないとカッコがつかないわけです。
原石(売り物でないのも含む)やクラスター、さざれ石なども、いくつか必要になりますよね。
ブレスレット、ペンダント、リング、小物などの売り物は、いくつかの中からお客さんが選びたいので、見せるためには余分に在庫が必要です。
なので、(1)(2)でお伝えしたこと以外に、お金がかかると思った方がいいです。
ネット販売の場合は、写真を撮ってアップしたものが商品として並びますよね。
その場合、余計な在庫はいらないので、並べるものだけということになります。
・・・と、まあざざっとお話しましたが、そんなところでしょうか。
それでは、がんばってくださいね。